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東京のお父さん


私の叔父で東京の父が、12月に急逝した。なんの兆候もなく、本人もいつもの様に朝ごはんを食べ、11時にブログを更新していた。そして、夕方にトイレでぐったりする叔父を叔母が見つけた。のちにわかった死因は、大動脈破裂だったそうだ。

まさかの別れが周りが茫然とするくらい、こんなにもあっさりくるものなのかと思った。ただそんなに苦しまずに亡くなったに違いないと思うことだけが遺族の唯一の慰めだった。

10年ぶりくらいにイトコで叔父の長男であるガイシ兄に連絡。言葉は少なくても、お互いのことはわかりあえている兄妹みたいな関係。電話で、少しは眠れてる?お葬式の日取りが決まったら、メッセージしてとだけ手短に話し、翌日、業務連絡みたいに、お疲れ様です。お葬式、この日になりましたとメッセージが届いた。

お葬式の場所は赤坂。アクセスがよく、ドンキがある近くに突然おしゃれな建物が現れた。ちなみにここは私の叔父叔母がすでに生前に二人で下見をして決めていた場所。

2分遅刻した私は、バタバタと本堂へ。といっても、本堂は4階と、階数で納骨堂や参拝場所、食事をする会場とひとつの建物内ですべて管理されている近代的でイマドキなもの。

話は戻り、焼香スタートに滑り込みながら、一番後ろに座り、すでに座っている人達の観察から始めた。きっと、2列あるから、左側は友人や知人、右側は親族だなと予想した。が、のちのち、すべてが親族だと知り、圧倒される。和尚さんも家族葬では、過去最高人数だと驚いたくらいだ。叔父は九州は熊本出身で、なんと9人兄弟で、叔父は4番目。しかも、7人はまだ健在ときた。だから、夫婦で参列する兄弟もいるので、この大所帯。

そして、驚きはまだ続く。左の列の後ろに若者が3人並んで座っていて、一生懸命焼香のシミュレーションをしていた。左の列だから、叔父にお世話になった映画関係者なのかなと思いながら見ていたら、あ!エリちゃん!とリカ姉(叔父の長女)の子供達、つまり、私のハトコ達だと気がついた。ちなみに、リカ姉は6人子供達がいて、今回参列したのは上の3人。私が最後に会ったのは、みんなが小学生の時。みんな礼服だからなおさら、想像がつかなかった。エレベーターで移動する際に、一緒になり、ひゃ〜みんな元気?!と再会を一人喜んだ。誰なの?と実父から問われ、リカ姉のお子ですと答えたら、お葬式のスタッフかと思ったと。

お葬式は、棺の中に眠るいつもと変わらない穏やかな叔父の顔を見て、骨を見て、納骨して、毅然と振る舞う叔母とガイシ兄を見て、泣いた。

今回、羨ましかったのは、兄弟が多いっていいなということ。叔父の兄弟は、初対面なのに、みんな言い当てる事ができるくらい、ビックリするほど顔が似ていた。なんで、ようちゃんが先に逝っちゃうの。。。と弟を想う一番上のおねぇさんが、お葬式当日に出張から帰宅した息子さんから今から行こう!と口火を切ってくれたお蔭で、九州から、急遽飛行機に飛び乗って夕方にやってきた。

お葬式の中で叔母は、もうお父さんの餃子が食べられないのが寂しいと話していた。3人なのに、こんなに大量にいらないよと言っても、いつも大量に作ってしまいます。きっと、9人兄弟で育ったからでしょうとも話していた。急でみなさんいい年齢なのに、九州から駆けつけてくれる兄弟の関係の良さは、その話を聞く姿を含め、その場の空気感で、何も語らなくても、感じとることができた。

そして、ハトコ達。まぁ、家庭環境は複雑なため、三人が会うのも数年ぶり。え、特に連絡取り合う必要なくない?なんて言いながらも、今回参列した3人が誰かしらが全国へ移住した兄弟とつながっていることがわかった。今回も連絡取るのが遅いんだよっ!あの子はやんちゃだけど、筋は通す子だよ!とか、兄弟間の話は尽きなかった。そして、多兄弟だからか、弟1、弟2と名前では呼ばない長女エリちゃんが、サバサバとしきっていて笑えた。最後はみんな、今度は柴又に兄弟6人全員集合だね!と言って別れた。久しぶりにみんなに会った私は、年齢的には、アサコおばちゃんなのに、昔と同じ様にアサコねぇちゃんと呼んでくれて、みんな可愛いのぉと気分だけ多兄弟を味わった。

きっと今まで人生いろいろあっても、ずっと会っていなくても、環境が変わっても、両親が他界しても、兄弟を想い合う気持ちは、どこかしらにあるんだなぁと思ったお葬式だった。だから、多兄弟が羨ましく、かんちゃんが一人っ子なのがちょっと申し訳なく思った。

※こちらを書いたのが昨年のため、また、状況が変わっていたり。人生いろいろ、しみじみ。

posted by Asako | 12:52 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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