感情をコントロールができる人が称賛され、感情に余裕のある人ができる人だと言われる時代。それは年齢のせいだ、性格のせいだ、ホルモンのせいだ、あなた自身が悪い!といろいろ原因追求され、レッテルを貼られ、自分自身もきっとそうなんだろうなと疑うことなく、自分を追い込む癖がついていると最近、感じている。そして、そんなに弱かったかなとも。
そんな時に23歳のちゃんみなさんの発言に、あ、そうかもしれないと思わされた。
「感情が動かない。あまり感動しなくなってしまった。歳のせいにされる方が多いが歳のせいだと思っていなくて、コロナ禍のせいじゃないかなと思っていて。絶望が大きくても、ちょっとの希望があることで、何かを言いたくなる、発したくなる、あがきたくなる、幸せを感じる。そのちょっとの希望が年々塞がっている。音楽やテレビ含め、言っていいこと、やったら駄目なことなど、身の回りの規制があまりにも年々厳しくなってしまっている。そこが感情にリンクしているのかと思っている。」
かといって、自分ではどうにもならない、できないから、きっと、なんとなく気づかないフリをして過ごしてしまうか、思い詰めてしまうのかもしれない。
同じ番組内で、マツコさんが「幸福とは?」っていわれたら、「他者を介在させずに、喜びを得ること」そして、「他人と比較しないモノを持つことが幸せ」とも話していた。
これは確かに、簡単に情報のシェアができる世の中になったからこそ、昔よりも比較対象が増え、aiで自分が気になる情報が目に入りやすくなり、優劣がつきやすくなってしまった。だから、世界は広くなっているようで、人によってはより狭くなり塞ぎこむ一因になっているのかもしれない。